実は怖い!ネットで「副業で◯万円稼いだ」という人の真実
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ネット上では、現在色々な副業が紹介されています。
その中には、
「初月から100万円の収入がありました」
というような内容も少なくありません。
しかし、本当にそんなに稼いでいる人が多いのであれば、もっと日本は豊かになっていても良いと思います。
こういった宣伝文句の多くは、実は嘘が含まれています。
今回は
「稼いでいる」
という表現の曖昧さについてお話ししたいと思います。
1.「稼いでいる」の定義とは
多くの人が、SNSやネット上に書かれている
「月収100万円」
などといった宣伝文句に、ある種憧れのようなものを持っているのではないかと思います。
サラリーマンの平均年収から考えると、月に30万円くらいの給料をもらっている人が、非常に多いのではないかと思います。
そのため月収100万円は、自分の給料の3倍以上の金額になります。
「もしもそんなにあったら毎月海外旅行に行けるな」
「趣味と遊びに時間もお金もかけられる」
「仕事を辞めて自由に暮らせる」
そう考える人が多いでしょう。
しかし、実はこの「収入」という表現ですが、実際に自分が使える金額とは違っている可能性が高いです。
人によっては、
「売上 =収入」
という意味合いで表現している人も多いです。
収入は、言うなら「入ってきたお金」です。
「純利益」
とは違います。
収支という言葉がある通り、
利益 =収入 ー 支出
と考えると、売上と収入が同じと表現しても大差ないということでしょう。
つまり、月収100万円と書いている人であっても、実際に自分が使えるお金が10万円しかないということもあり得るのです。
実際私自身、ヤフーショッピングを開店した初月で、売上にして200万円ほどを得てします。
売上で200万円って、一見すごそうに聞こえるかもしれませんが、意外と簡単ですよ。
だって、10万円の商品を仕入れて、10万円で販売し、20個売れば月収200万円ですよ!
利益が0円でも!笑
リアルな数値でいうと、私がヤフーショッピングをやった時でいうと、200万円の売り上げに対して、利益は20万円程度でした。
利益率を下げてでも開店当初は、店の評価を高める必要があったので、最低価格で販売したので利益が少ないのですが、それでも「月収」という言葉だけで見ると、私もお金持ちの仲間入りかもしれませんね。笑
このように、ネット上で上げられている実績には、正直あまり信憑性がないというのが実際のところです。
2.なぜそんなに実績を大きく見せるのか
さて、SNSなどで見かける
「自分はすごく稼いでいる」
というアピールですが、個人的には好きではありません。
しかし、多くの人がそういった投稿をしていますよね?
これには理由があります。
それは、
「ブランディングとバックエンド商品」
です。
ブランディングとは、
「自分はこういった人間だ」
という意識付けのようなものです。
ヴィトンやグッチなどは「ブランド」と言われますが、
「この会社の商品であれば、無条件で良いものだ」
といった意識をユーザーに持ってもらうことです。
ビジネスで稼いでいるアピールをしている人も、
「自分はお金持ちだ」
と見ている人に思ってもらいたいのです。
そしてその先には、コンサルタントや商材の販売といった「バックエンド商品」が待っています。
「月収100万円の人の言うことだから、正しい」
という意識付けが知らないうちにされて、結果を出している人から
「勉強をしない人は絶対に稼げない。今なら30万円で商材を販売しますよ」
などと言われてしまったら、購入する可能性が高くなります。
反対に、服装もボロボロで、その日暮らしをしているような人から、商材の購入を促されても、全く響かないでしょう。
このように、自分の商品を売りたいと考えている人が、
「自分は稼いでいる人ですよ」
というブランディングをするために言葉巧みに自分の実績を公開しているのです。
3.結局そうやって集客しないと集められないような人ばかり
個人的に、こういったブランディングをしている人って好きではありません。
もちろん、
「私はこんなにたくさん稼いでいますよ」
と言って集客をしても、本当にその人の実力があれば問題はありません。
しかし、こういったケースの殆どが、実力のないコンサルタントや、実力のない高額塾の塾長だったりするわけです。
本当に実力があるのであれば、こういったブランディング自体が必要なく、口コミで広がっていくでしょうから。
後は、個人的には重要なのですが
「そういった生き方が美しくない」
と感じています。
お金を持っていることを良いことだと思います。
選択肢も広がるし、将来の不安がなければ、思う存分人生を楽しめると思います。
しかし、それをわざわざ人に見せびらかす必要がないと思っています。
まとめ
今回は、インターネットビジネスにおける
「いくら稼いだ」
ということに対する裏側をお話しました。
本当に実力がある人からであれば、お金を払ってでも教えてもらうのが良いと思いますが、その実力を測ることが非常に難しいので、注意してほしいと思っています。